2012年 04月 21日
「ハナ」 7

この木の樹形が スキ
すける 葉の色が スキ
なのに、名前 忘れちゃった
なんだっけー
***
猫の「ハナ」の 話。
よかったら、「ハナ」1から 読んでいただけると うれしいです。
***
ハナは 話かけると
こないだよりも はっきりと
わかるように しっぽで
返事をしてくれる
うれしくて、「リビングにいこうよ」と 聞いてみる。
「鳥さんの声も きこえるし、明るくて あったかいよ」
ハナが また しっぽをふったので、
「よぉし!」と
ハナを 抱っこした。
ハナは 抱っこされるのも 実は すごく
ストレスで
おろした後は すごく 苦しそうに
ゼーゼー
時に もがくように 息をする
だから 移動させるのも
ちょっと 勇気が いるのだった。
だけど、ハナを おろすと
ハナは 自分で 一歩、
そして ごろんと倒れて また一歩と
お気に入りの 座布団に 移動した
また ゼーゼーがはじまったので
さすりながら 心配になったけれど、
落ち着くと いい体勢にもどして
また ハッハッハッハッと 短く 息をはじめた
ここが いいんだね
それから ちょっと 思いついて
ハナに聞いてみた
「動画とっていい? ハナが返事してるところ
撮りたいの」
意味がわかっているのか、そうでないのか
わからないけれど、 ハナは しっぽを またふった。
「ハナって呼ぶから しっぽで お返事してね」
携帯を構えて
「ハナー」と呼ぶ。
ハナは 大きく しっぽを振った。
その姿を見て、
もう一度
「ハナー」って 呼ぶ。
涙が でてきて すごい 鼻声。
変な声に なった。
ハナは また 大きく しっぽを ふってくれた。
「ありがと。ありがとねー。」
私は 父や妹たちに あわてて 送信した。
***
その後は
最悪なことに 私、家の鍵を娘に渡すのを 忘れてしまって。
家に 帰ることになってしまって。
あわずに、末の妹と 交代することに なった。
まったく 頭が まわっていない。
ダメダメである。
しょうがなく
「明日またくるからね」というと
私の言葉に ハナは 大きく しっぽを ふってくれた。
夕方、もう一度 いこうかなと 思ったけれど、
妹から
ハナが、ごはんを 食べた話。
それから
こんなにも 動けないのに、自分で 立ち上がって
トイレにいった 話などを きいて、
父も帰ってこれそうだしと 学校の役員の仕事もあるしと
いくのを やめることに した
「少し元気になっている」「まだ だいじょうぶ」
そう 思った。
でも、だいじょうぶ じゃなんか なかったんだ。




